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2005年8月26日 (金曜日)

大工の知恵

ある年配の棟梁に伺った話しです。その昔、家を建てる時は近くの山で木を探し、必要なだけ木を切り出して使いました。木目の綺麗な桧は柱に、粘りがある松の木は曲がりをみて梁に使いました。南に生えていた木は家の南側、北に生えていた木は北側に、育った方位も考慮して配置したそうです。木には1本1本癖があり、切られて製材された後も日の光を目指して上に伸びようとする意志が続くのだそうです。
昔の大工さんには、一本一本の木の種類や癖を読みながら適材適所に使う「知恵」があったのです。
しかし現代では、海外を含め遠くから木材はやって来ていてその育った環境をうかがい知ることは出来ません。製材や加工も大工さんとは別の人が機械ですることが多くなっています。このままでは親方から弟子に受け継がれて来た大工さんの「知恵」が継承されずに無くなってしまうのではないかと気がかりです。

Kakeya

Idutuya

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