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2005年9月23日 (金曜日)

闇夜の竹、新月の木

ある左官さんから「土壁で使う小舞い竹は秋の彼岸過ぎの闇夜に切ったものが良い」と聞いたことがあります。闇夜とは、秋・冬の下弦から新月までの2週間を指します。なんだか迷信にも聞こえますが、オーストリアでは木材の格付けにも伐採時期が影響するそうです。この時期に伐採された木材や竹は、虫がつきにくく、カビや狂いが少ないランクの高い良材とされます。これを科学的に裏付ける実験結果も出ています。新月伐採の木は、満月伐採の木よりもデンプンや細胞中の菌糸が少ないために、害虫やカビの影響を受けにくいそうです。
月の運行は、潮の満ち引きはもとより地球の自然環境を大きく左右し、地球上の全ての生き物にも密接に関係しています。人や虫たちも例外でなく、満月に誕生し、新月に死に至ることが多いという説もあります。木材や竹をめぐる新月についての伝承は先人達が経験的に気づいたことですが、人も虫も植物も大いなる宇宙(月や太陽)の影響を受けながら生きている「命」である事を改めて感じさせられます。

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