子供室のこと
設計の打合せをしていて、子供室は6帖間くらいの広さを要望されることがあります。しかし、本当にその広さが必要かよく考えましょう。
小学生までの子供は居間や食卓など、お母さんから見える場所で遊んだり、宿題をすることが多いものです。自分の部屋を要求し、そこで勉強などをするようになるのは思春期となる中学生になってからです。その場合でも机とベッドが置ければ十分です。大学合格や就職で子供たちは県外に出ることも多く、いずれその子供室も空き部屋となります。このように子供室が本来の目的で使われる時間はそう長くないものです。最初から広い子供室を設けるのではなく、家族の成長に合わせ家具や引き戸で柔軟に間仕切ることができるように計画したほうが快適に長く住み続けられるのではないかと思います。
| 固定リンク
「つばめ母さんの建築虫めがね」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント