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2005年12月 9日 (金曜日)

あかりの話

街角のイルミネーションが美しい季節になりました。照明はそれ自体が発光体であるけれど、そこにある物を浮かび上がらせ、心理的な効果を左右する大切な仕掛けです。
昼の太陽は白い光で人々の活動を促します。仕事部屋や作業スペースには白い光を選択して作業効率を高めることが必要です。一方、くつろぎの空間には夕日のように少し赤みがかった暗めのあかりを選びます。暖炉や囲炉裏の火は心を落ち着かせますよね。又、壁の一部が浮かび上がる様な演出をすれば、陰影が空間の奥行きと立体感を感じさせます。明るいだけの天井照明だけではなくこの冬は、少し暗めの「あかり」を楽しんでみてはいかがでしょう。

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