知事公舎
今日、知事公舎を見学して来ました。
下記は、四国新聞の記事から
財政再建策の一環として香川県が売却方針を示している県有財産六物件のうち、知事公舎(香川県高松市中央町、敷地面積千八百九十二平方メートル)など三物件の一般競争入札が六日行われ、知事公舎は県内の建築業者が約十億八千七百万円で落札した。落札額は路線価の約三・五倍で、県政策課は「予想よりかなり高く売れた。今後も未利用地の売却を積極的に進め、歳入確保に努めたい」としている。
知事公舎の入札には、県内二社、県外一社が参加。落札した建築業者は、公舎建物を取り壊しマンション建設を検討している。この日は第一・第二課長公舎(高松市中央町)、元高松厚生年金老人ホーム貸付地(同市香西西町)の入札もあり、課長公舎は約六億二千万円、老人ホーム貸付地は約二千百五十万円で落札した。残る三物件については七日に入札が行われる。
知事公舎は、築五十年を超える老朽化した建物。金子正則元知事が一九七四年まで入居していたが、その後の知事は住まず、県庁各課が会議室などとして利用する程度。厳しい財政状況の中、二〇〇四年十月に策定した財政再建策の中で売却の方針が示されていた。
威厳のある門扉です。取り壊されてマンションになるなんて、悲しい。
たくさんの面白いものがありました。
知事の為に、職人が丹精込めて製作したものが、そこかしこに見えました。
特に、 床の間や、来客用の広間の木造の造作などは、素晴らしいものがあります。
杉の天然絞り丸太、桧の一枚板の床の間、繊細な書院、雪見障子や猫間障子から見える庭の落ち着き。
杉で仕上げたものが多く、繊細で上品な造りになっています。
これらの建具や板が捨てられてしまわず、再利用の道があるといいのですが・・・・・・・
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コメント
もったいないですね。構造はRCですか。なんとかそのままの姿を残すことを条件に売却できればいいのに。なんて、難しいですね。どこの県も厳しい状況ですね。マンションに変わるなんて、悲しすぎますね。
投稿: 飴屋 | 2006年4月14日 (金曜日) 16時19分
建築が好きだった金子知事時代の公舎らしく良い出来の建物ですね。
職人の技が生きてます。
投稿: こまこま | 2006年4月14日 (金曜日) 19時02分
県の担当課は内部を公開しないで売却を決めたような気がします。内部を公開して保存の声が上がってしまうと売却しにくくなると思ったんじゃないかなあ。とにかく早く現金化したいと。1昨年から外部はニュースなどで目にしていましたが、内部を公開したのはこれが最初?
惜しいですね。素人目に見てもいい木が使われているのがよくわかります。客室は茶室になっているようですし、引き手の細工も見事なものです。
落札した建築業者さん、全てとは言わないけどどういう形かで残して欲しいです。
県は知事公舎全体をあっさり売却した事を何年か後に後悔するような気がします。家の中にあるものの価値をまったく考えてなく、築○○年たったからもう価値は無いんだと、住むのには不便だから、壊していいんだと、そんな風に単純に考えているようですね。知事公舎が建てられた頃の建築文化がちゃんと残っているのに。ああ、もったいない!
投稿: Akiko Tada | 2006年4月17日 (月曜日) 12時09分
知事公舎無駄使いですね民間のマンションに住んだら宜しい
投稿: 宇垣美里 | 2019年10月 5日 (土曜日) 12時22分