« 事務所の机 | トップページ | 知事公舎 »

2006年4月13日 (木曜日)

土壁ネットワーク

4/12 香川の土壁を守るために、土壁ネットワークが結成されました。

この会は、今年度中に荒壁土、中塗り土などの強度試験・実物大の小舞壁破壊試験をやります。
場所は、丸亀のポリテクカレッジで、大学との共同研究として取組みます。

名古屋から北方面の地域には、もう小舞の技術は、なくなっているそうです。
香川には、まだまだ土壁竹小舞の職人さんがいて、現実に建物が出来ています。
香川県の自慢すべき技術であると思います。

ぜひとも、この壁が壁倍率1.5の体力壁として認められ、伝統的な貫工法での土壁の家が一軒でも多く建てられるように願っています。
今のままでは、土壁は忘れ去られ、技術は無くなり、文化財の改修のみになってしまいかねません。

Img_3417 Komai Sakansi 土の成分は、京都の土とほぼ同じであるという
粒度分布の実験データーが出ています。

香川の土は、素晴らしいんです。







今年、年間を通して実験をやって行きます。また、どなたでもネットワークに参加出来ます。

実験の費用として年間90万円の予算が必要ですが、国から半額の補助がありますのであとは寄付金や会員の年会費でまかないます。 1名 5000円の会費が必要です。

4月23日(日)より、実験用の型枠製作が始まります。多くの人が参加してくれることを
願っています。  参加したい方は、川口までお知らせ下さい。

|

« 事務所の机 | トップページ | 知事公舎 »

NPOなどの活動」カテゴリの記事

コメント

こんにちわーっ、あんもちです。

きょうの四国新聞に「土壁ネットワーク」が紹介されていました。

「土壁ネットワーク、強度試験へ準備作業」
2006年4月23日 18:30
http://www.shikoku-np.co.jp/news/locality/200604/20060423000247.htm

投稿: あんもち | 2006年4月23日 (日曜日) 20時22分

はい、昨日は作業が終了した頃に取材に来て、それらしく並んでくださいなどと言われ、みんな被写体にされました。
ネットワークは職人が、立ち上げた様な記事ですが、実は設計者が半分以上です。
午後からの実物大軸組み破壊試験は迫力がありました。これを土壁でやる予定です。どんな風に壊れるのか始めての体験です。
たくさんの人に見て貰いたいです。

投稿: 夢子 | 2006年4月24日 (月曜日) 17時35分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 土壁ネットワーク:

« 事務所の机 | トップページ | 知事公舎 »