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2006年8月29日 (火曜日)

三好郡の製材所

8月19日徳島県三好郡の製材所を見学に行きました。

三好郡の山には、植林された杉林が多くあります。
そのほとんどが、まだ50年に満たない木です。したがって、柱梁材は多くは生産できず
板がほとんどを占めているようです。
大きな工場の中は、人影もまばらで、機械が自動的に木を裁断スライスして選別、床材の製品加工までをしている工場、自動で表面に塗装まで出来て仕上がってくる製材所もあり驚きました。
しかし、木の無垢板は自然の物です。機械でプレーナーやサンダー掛けは出来ますが、どうしても機械だけではできない部分があります。

木が成長するためには枝を伸ばし、葉をつけます。
その為に節があり、中には死節と言って、節穴になるところがどうしても出てきます。
工場では、それらを検品し、穴埋めして板の製品に仕上げています。
これは、機械ではできません。手を掛けてひとつづつ、手作業で穴埋めをしていきます。
穴埋めの木も、節の色に合わせて2色だったり、4種類もの大きさがあったり、樹脂で穴埋めする工場と、みなさんいろいろと工夫されています。

とても杉板が、いとおしく思えました。

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