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2007年1月29日 (月曜日)

事務所の近くに

香東川の川沿いに御殿浄水場があります。ここは水道資料館として
一般開放されています。見学は無料です。


うちの事務所から、車で10分と掛からない場所です。
子供の頃は、よくこの近くの河原や土手に遊びに行っていました。めだかやおたまじゃくしを取ったり、土手で土筆を探したりしました。今でも河川敷には桜の名所があり、たくさんの花見客で春はにぎわいます。
でも冬は川の水も少なく、ひっそりした雰囲気です。

建物は、大正モダンで、腰まではレンガ上部は木造です。ブルーグレーのペンキの色がアクセントになっていて、さわやかで素敵な印象です。
内部もなかなか見ごたえがあります。

この中に、江戸時代の絵地図があり、お城の周りの上水道施設などが描かれています。これを現在の地形と見比べて見ると、ずいぶん埋め立てて陸地が増えているのがわかります。元、海だったところは地盤が弱いだろうなあって思ってしまいました。

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土塗壁の実大面内せん断試験

土塗壁の実大面内せん断試験がいよいよ開始です。
土壁ネットワークが昨年より、取り組んできた土壁の1間X3mの実物大の破壊試験が始まりました。
丸亀のポリテクカレッジとの共同研究として昨年秋より、軸組み、小舞、荒壁、中塗りと作業を進め、乾燥させるまでに半年かけた9体を実験します。

大きい試験体ですので、設置に2時間、破壊に2時間、掃除片付けに3時間掛かります
宇都宮先生ご苦労様です。ポリテクの生徒さん、ありがとうございます。

この実験には100万円強の予算が掛かっています。もう、当分は再実験は出来ないかもしれません。建築関係のたくさんの方に見ていただきたいです。見学は無料です。
午前は、9時半から、午後は1時からを予定しています。

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【試験の日程】
試験体は地域で行われている仕様によるものが2種類、国土交通省告示による仕
様が1種類、それぞれ3体で計9体の試験を1日に1体づつ行います。
・地域型(1間):1/23(火)午後、1/25(木)午前、1/26(金)午後
・告示型(1間):1/30(火)午後、2/1(木)午前、2/2(金)午後
・地域型(3尺+3尺):2/3(土)午後、2/7(水)午後、2/8(木)午後

【技術者講座】
・日時:2007年2月3日(土)、13時より試験開始、15時より講座開始
・場所:四国職業能力開発大学校 第3試験場
 香川県丸亀市郡家町3202番地 電話 0877-24-6290(代表)
・講師(50音順)
 宇都宮直樹(四国職業能力開発大学校 住居環境科 講師)
 高橋繁二(有限会社 ビス計画/構造設計
 戸塚元雄(木庸社/建築設計)
・参加費(資料代など):土壁ネットワークのメンバー:500円、一般:1,000円
・内容
1.伝統型軸組構造の耐震特性/軸組と土壁の役割と抵抗特性(めりこみとせん断)
 「複合壁であること」「重量が大きいこと」など耐力壁としての土壁の特性
2.試験体制作過程の説明
 各工程ごとに確認された「構造要素の役割」や「問題点」など
3.「土塗壁の実大面内せん断試験」の説明
 壁倍率の考え方、実大試験の方法、試験データの読み方 ノ用語の説明、グラ
フの見方、など

・申し込み・問い合わせ:土壁ネットワーク連絡担当/大西
 メール yysk@niji.or.jp FAX 087-831-8663 (電話 087-831-8662)

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地盤調査

屋島のH邸の地盤調査を実施しました。建設予定地の建物が乗る5ヶ所を測定します。

今回は、超音波探査法という方法です。
香川県内では、つい最近実施できる会社が出来たところです。
実際の調査に立会いましたが、サウディング式と違って、土壌の様子が音では判断できません。固い地盤がある位置まで音波が届く時間で判断するのでパソコンの画面に折れ線グラフで、すぐに地体力が表示されます。
しかし、音で判断して「ここは、粘土層だ」とか「00mからはレキに変わった」とか言うのはわからないようです。ちょっと面白みには欠けますが・・・・・

今回、この方法を選択したのは、地盤の保障+住宅保障+基礎保障が10年間できるということです。その為にはいろいろな付帯条件がありますが、納得できる内容であったことも選択条件になりました。結果は、報告書として1週間以内に届く予定です。

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小豆島の松とみかん

1月始めにH邸のお宅に使う松の木を見に行きました。

松の木は3本あり、住宅の梁材に使います。
あまりねじれの強いものは使えませんが、7mと5mの梁には十分使えそうです。
杉や桧と違って、松の木はあまり乾燥期間は必要ないとの大工さんの助言から
自己所有地内の木を使うことが出来ることになりました。
とてもラッキーです。
すでに切り倒された木は、大工さんの加工場に運び込まれ
鐇(チョウナ)ハツリをして、晴れの舞台に登場するまでは、倉庫の隅っこで
静かに眠っています。

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帰りに施主のお父さん手作りの小豆島で取れたみかんをいただきました。

これは、晩白柚(ばんぺいゆ/バンペイユ)というみかんです。ものすごく大きくてびっくり!
ドッチボールくらいの大きさです。味は文旦に似てあっさりした味でした。とてもおいしかったです。http://www.konnanodo.com/shop/banpeiyu/(詳しく知りたい方はこちらで)

ごちそうさまでした。P1020572

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2007年1月26日 (金曜日)

廃棄物処理の視点からの住宅

住宅工事で発生した廃材は、中間処理施設で紙、金属、木クズ、廃プラスチック、畳、コンクリートガラその他など素材ごとに分け、それぞれを機械粉砕し、再利用可能なものはリサイクル原料として引き取って貰います。一番厄介なのは混合廃棄物のようです。

現在、廃棄物処理会社が処理に困っている建材の順位は

  1. 樹脂シート張り木質建材
  2. 化粧鋼板と石膏ボード
  3. 断熱複合パネル
  4. 遮音材付き合板フローリング
  5. 樹脂塗装した合板
  6. 化学畳、サイディングなど

です。特に、接着材で異素材を貼り合わせた複合建材や、異なる材料が混合成型されている物はその素材を選別するのも難しく、処理方法によっては有毒ガスが発生する危険もあり、多くの問題を抱えています。今、住宅に使われている新建材と呼ばれるものの多くがこれに当たります。

住宅建設は「早い、安い、きれい」を目標として来ました。しかし、リサイクル可能で分別しやすい建材について、作る側も買う側も、もっと真剣に考えないと、やがて住宅は大きなゴミと化して社会の厄介者になってしまうのではないでしょうか。

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2007年1月12日 (金曜日)

チタンの話

いぶし瓦屋根の軒先に銅板の一文字葺きをした家はとても素敵な佇まいですが、最近になり問題が発生するようになりました。それは、瓦を伝い流れる雨水が銅板を腐食させ、穴が開く現象がおきているのです。原因は酸性雨に含まれる酸がいぶし瓦の成分を溶かし腐食させているのではといわれています。腐食した銅板の成分が溶出した雨水は苔や微生物を殺し、浄化槽に流れ込めばバクテリアが死滅して浄化機能も無くなってしまうのだそうです。

そこで大工棟梁、木下孝一氏は金閣寺茶室建設の際、メーカーと協力してチタンの屋根材を開発し用いました。チタンは高価で加工も難しい素材ですが、半永久的に腐食や劣化をおこさず酸性雨にも大丈夫です。数百年先まで見越した建物には、伝統に先進の材料や技術を加える匠の情熱によってつくられているのですね。

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2007年1月 5日 (金曜日)

杭の破壊試験

今日、地中杭のテストピースの破壊試験でしたので、立会いに行きました。

地盤がゆるいと判断して、セメントの量を多くしたため、非常に高い強度が出ました。
(専門の業者さんの判断です。)
まだ、1週目の試験ですが、必要値の3倍以上の数値でした。
4週目に再度、試験破壊をします。4週目で最大の強度が出るはずです。
これで地震にも安心です。(せん断破壊)後日試験結果を報告書としていただく予定です。
3部作成し、施主、設計、工務店がそれぞれに保管します。
施主への報告は、信頼して監理を任された者の勤めだと思っています。

地中杭の試験は初めて見たのですが
基礎コンクリートの破壊試験とは、少し違いますね。壊れるまで加重をかけます。
3個破壊しましたが、2つ目は、ばらばらになって砕けました。加重がなくなると針はすぐに元に戻ってしまいます。最大値は針と試験体を見ながら、壊れる瞬間の数値を控えます。
以前見たコンクリート試験の機械は、針が2つあって、1つは最大値で止まる針がありました。
立会い写真も、最大の数値を示しているもので撮れますね。便利じゃ(*^_^*)
でも、壊れるまではしないので、いまいち実感が沸きません。
今回のは、「セメントの破片が吹っ飛ぶかも知れませんと」言われながらの危険な緊張感の中でやったので、面白かったですね。

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