京都の町家
京都の町家は日本家屋の中でも得意な形状をしており、うなぎの寝床といわれる様に間口は細く、奥に長い建物がたくさん寄り添い合って建てられています。この建物は京都の景観や文化的な意味において、無くしてはならない物です。
しかし、町家は現在の建築基準法や耐震基準には到底合致していません。古くなり建替え出来なくて壊された物も多いと聞きます。そこで、京都市は 2003年より、日本建築構造技術者協会の検証の元、独自の耐震診断手法を開発しました。
「京町家耐震診断士」を養成し、診断費用も市が負担する制度を来年度に創設します。耐震改修費も一般住宅よりは多く、1戸あたり90万円を助成するようです。地域の景観や文化施設を守る為には、行政の積極的な取り組みはとても重要なのです。
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