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2008年9月17日 (水曜日)

蔵の改修

川島東町にあるお宅の蔵を改修することになりそうです。
築131年(明治10年に新築された蔵です。)

構造体はしっかりしており、地松のダイナミックな架構がなんとも素晴らしいです。
いつもながら、先人の技術に感動します。

今回、外壁の改修と屋根の葺き替えを行う予定です。
瓦は土葺きですが、一旦全て降ろし、野地板外し、垂木の傷んだところも改修したいと考えています。

再び、土を乗せ、瓦を葺き直します。幸い、古瓦のストックもあり、そのままの瓦を使っての葺き替えが出来そうです。

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外壁のトタンも外し、壁補修後、焼杉の板を張る予定です。

きっととてもステキな蔵に変身することでしょう。

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コメント

夢子さんご無沙汰です。古い蔵はいいですね。改修してやはり土を載せますか。私は改修の場合ほとんど土は載せません。ここの蔵のように本瓦の場合、瓦に沿った部分だけ土を載せることはあります。以前蔵を解体したとき、曾木の上に土が乗り、その上に漆喰が塗られ、その上に杉皮が葺かれ、またその上に土を葺いて、また漆喰を塗り、杉皮を葺いて、また土を葺いてやっと瓦が載っている、というのがありました。到底復元叶わず垂木で厚みを出しました。屋根の重みたるや大変なものです。それにね、当地はあまり壁土が用意されておらずまた屋根土もストックがないのです。

投稿: 飴屋 | 2008年9月17日 (水曜日) 08時21分

す、すごいです。何回も塗りこめるのは修復のたびに上から被せた訳ではないですよね。
こちらでお願いしている左官さんは、文化財の修復工事を主な仕事にしている方ですので、土葺きは慣れている方です。
74歳くらいになられると思うのですが、お元気でとても研究熱心な方ですので、頻繁に県外に出掛けたり研修したり、仕事も半分以上県外ではないかと思います。
あとは、予算が合うかどうかです。

投稿: 夢子 | 2008年9月18日 (木曜日) 12時52分

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