完成
いよいよ完成です。
外壁は、土佐漆喰と焼杉板(焼き放し)古い街並みの続く地域に、大きさ形は元のままで美しく生まれ変わった蔵と家。
近所の方たちには、きっと好感を持って受け入れて頂けたと思っています。
外部からは想像の付かない内部空間。
最初は天井を張る予定でしたが、古天井を剥がすと丸太の梁が見え、これを隠したくなくて、施主にも了解頂き ナカケン中浦さんと大工(南原さん・近藤さん)と相談の上、表すことにしました。
大工さんには手間を掛けさせました。が、とてもいい空間になりました。
リビングには、山一木材さんで剥ぎ合わせ塗装までお願いした杉板を 富士木工所さんで脚を製作してもらい、堀コタツにしました。
屋根なりの天井部分は和紙貼り、壁は大壁漆喰塗り(ものすごく綺麗なので塗りだと
気付かない・・・)左官の太田さんとっても腕がいいです。
電気工事の国方さん、工夫してくれてありがとう。
5ヶ月間、沢山の職人さんを一生懸命まとめてくれた中浦さん、ご苦労様でした。あなたのお陰です。
床は、TSのこもれび。杉板を熱圧加工した板です。このまま座るので、肌さわりがとてもいい「こもれび」にしました。
渋い色のキッチンパネルがいい感じ、ビビットな色の冷蔵庫がぴったりです。
天井が高い開放感のあるおしゃれなリビングになりました。
いいものが出来る一つの条件は、施主・監督・職人が仲良しになって、楽しくて元気のいい現場であることです。みんながより良い方法を提案しあって、良い物を作ろうと一生懸命に仕事してくれます。
工期の遅れも気にせず、工事中のストレスをものともせず、楽しそうに付き合ってくれた施主にも感謝。
毎日、おやつの差し入れをしていただく手間と費用は掛かりますが、結果的には施主は値段以上の物を手にすることが出来たと思っています。
楽しい仕事をさせていただいて、ありがとうございました。
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