全国女性建築士の大会
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高知で伝統建築の講演会があり聞いてきました。
伝統的構法の設計手法作成及び性能検証実験検討委員会が実施したセミナーで、日本全国6カ所キャラバンツアーの高知県・竹林寺での実施でした。
五台山竹林寺は四国霊場第31番札所。本堂は1644年建築、国の重要文化財です。セミナーは江戸時代初めに建てられた客殿にて開催されました。セミナーに先立ち(開始時間連絡手違いにより早く着いた人に)、名古屋工業大学教授の麓和善先生が、その部屋の壁・修復間違い部分の指摘や柱鴨居の面落ちの納まり、襖建込の時代による考え方など、面白いお話をお聞きできました。
ラッキー(*^。^*)
時代により考え方が変わり、それに伴い仕様も変更して行った建築の歴史は面白いですね。何気なく見ている物が説明して頂くと、目からうろこ(@_@)
最近、歴女が多いのも解ります。
講義は伝統的工法の設計法・事例調査・知恵と工夫・現状とこれから。
限界体力や時刻歴応答の計算なしで、石場建ての住宅が建てられるようになる。そうなる日を願ってやまない、ほんとに真面目で伝統建築が大好きな建築関係者が100人近く講義を聞きに来られていました。
検討委員会が実大実験までして報告・提案を作って国土交通省に基準法の中に位置づけを提案しているのに、建築学会が2013年伝統的木構造に関する解説テキストを発行するらしく、ダブルスタンダードになるかもって
東大と京大の派閥争いが、伝統的建築の研究分野でも起こっているような・・・・・地震に粘り強く耐えて今に残っている日本の建築文化を現代の住宅に生かせる方法は、まだまだ遠い気がしました・・・
栗林公園の菊月亭や玉藻公園飛雲閣のような開放的な建築は、今の建築基準法では建てられない。
残念
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法然寺五重塔建設 見学
上棟し、屋根工事にかかった所の五重塔建設現場の見学会に参加しました。
仮囲いの中は、ヒノキの香りでいっぱい
最上階は まだ野地板、総ヒノキ造りだけど屋根の野地板はやっぱり杉板なんだ
瓦は 奈良産
黒漆喰の上に本瓦を乗せて行ってます。
水戸から来られた高松藩主、松平頼重公のお墓を守る菩提寺だから
葵の御紋です。
それにしても、すごい木組みです。どうなっているのか見ただけでは理解できません。
昨年秋見学に来た時、千年続く金剛組の20代の大工達が組んでいました。
日本の建築文化は継承されていくんだなあと、感激しました。
竣工は、来年2月。3月に落慶法要が営まれる予定です。
とっても楽しみです。
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香東川の川沿いに御殿浄水場があります。ここは水道資料館として
一般開放されています。見学は無料です。
うちの事務所から、車で10分と掛からない場所です。
子供の頃は、よくこの近くの河原や土手に遊びに行っていました。めだかやおたまじゃくしを取ったり、土手で土筆を探したりしました。今でも河川敷には桜の名所があり、たくさんの花見客で春はにぎわいます。
でも冬は川の水も少なく、ひっそりした雰囲気です。
建物は、大正モダンで、腰まではレンガ上部は木造です。ブルーグレーのペンキの色がアクセントになっていて、さわやかで素敵な印象です。
内部もなかなか見ごたえがあります。
この中に、江戸時代の絵地図があり、お城の周りの上水道施設などが描かれています。これを現在の地形と見比べて見ると、ずいぶん埋め立てて陸地が増えているのがわかります。元、海だったところは地盤が弱いだろうなあって思ってしまいました。
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