天井
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和室の造作が始まりました。
縁側に床板が張られています。この床板は、以前の古家の縁側1間幅に張られていた松の板です。
この板は、多分これで3度目の家になるんじゃないかな。何十年と使われて、また削り直され、命を与えられて生かされます。
こちらは 天井板です。
無垢の杉板天井は、なかなか材木やさんの倉庫から出荷できずに、随分この時を待っていたかのようです。
もうすぐ、天井に張られ命を与えられ、輝きだすでしょう。
鴨居は、下がらぬように左右からボルトで締め付けています。
初めて見たときに、思わず大工さんにこれは何ですかアと聞いてしまいました。
形からすると、長押し。
やっぱり長押しでした。裏から鴨居にビス止めするのです。綺麗に三角に切り込まれドリルで穴を開け、ビスも整然と並び、和室のしつらえになるのを待っています。
裏から見ても、すごく綺麗です。丁寧にカンナを掛けられ、キラキラと光っています。
見えないところにも、こんなに気を使って仕事してくれる大工さんって、どれほどいるんでしょうか? こんなに丁寧な仕事を要求する現場が、今どれだけあるんでしょうか?
棟梁は、この仕事を自分の先輩棟梁から教わったと言っていました。
いいなあ、私も大工になりたかったなあ。この次生まれ変わったら、きっと大工になるぞ・・・
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建築士会の10月号瓦版に
シンポジウムが掲載されていました。よく見ると、K邸のご先祖宮大工さんの仕事に関する内容でした。
久保田さんとは2005年3月からお付き合いが始まり、古家と蔵を壊して、新築されることになり、お手伝いさせて頂いています。
設計途中で古い図面が沢山あること、処分に困っていること(少しづつ風呂焚きで燃やしていること)を知り、驚いてすぐに歴史資料館に連絡したところ、見に来て頂きました。
残っていたもの(和紙に書いた図面や材料見積もりのような物・道具類など)詳しく調べたいのでということで、ほとんど全てを引き取って頂きました。
もう少し、早く気がつけば良かったのですが、灰になった物もありそうです。残念
日本で宮大工として19代も続いた家柄は、他にないそうです。日本全国を又にかけて活躍した大工が香川県にいたなんて知りませんでした。
香川の大工はすごいんですね。
シンポジウムぜひ聞きに行かねば!!
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