2003年秋製作の松ぼっくり小屋

ドングリランドのトトロ村!

2003年から取り組んでいる、松ぼっくり小屋製作の活動報告です。
2003年の秋、ドングリランドのビジターセンターのそばに 松ぼっくり小屋を作りました。

ドングリランドのトトロ村!
松ぼっくり小屋
1:テーマ
ドングリランドのトトロ村
2:対象
一般市民、子供達
3:目的
体や手を動かす楽しさと、物を作る楽しさを子供や若い人達と共有する
コンセプトは、遊ぶ・みんなで作る・知る

遊ぶ・みんなで作る・建物の成立ちを知る(竹・藁・土・木)

遊ぶ・みんなで作る
身近にある自然素材で「作ることの面白さ」「みんなで共同作業する楽しさ」を体験する。 昔の人の知恵、工夫を聞く。
しなやかに曲がり、そして強い。
土壁の中の小舞に使う竹は、真竹である。切る時期は秋の彼岸を過ぎた闇夜(新月)の頃でなければならない。(成長が止まり虫が食わない)
わら
米の収穫が終わり出来た藁は大切な資源であり、建材でもあった。
わら縄やむしろを編んだ。建築では壁の下地や屋根の葺き替えに使う。
秋、村人は協力して家を作りそして修復した。
壁土の中に切って混ぜ込み壁に粘りと強度を持たせる役目もあった。
田んぼの表土の下には水に強い粘土があるらしい。その土に藁すさを混ぜこみ数ヶ月かけて壁土を作る。その昔、土は施主が用意するものだったそうだ。
土を取った後の穴には籾殻を満たして芋の貯蔵庫にしたのかも知れない。
建物の骨組みとなり、床板や戸になり人々の暮らしに役立った。
木にも切り旬があり、成長が止まった秋に切る。大工は年輪を読み、木が育った場所、方位、癖を読み適材適所に使った。

経験を重ねた左官職人や大工棟梁を呼んで技術指導して頂く予定。 昔の左官の技や、木の事、竹の事、土の事そして建築の事や生活の事などを話してもらいたい。その事が今の暮らしのヒントになるかも知れない。 土の良さ、左官のおもしろさ、職人とは などなど

開催情報
場所 ドングリランド
高松市西植田町6082-2
TEL 087-840-4072
FAX 087-840-4073
フォトギャラリー
この場所に作りました 竹は現地調達です 太い竹を裂きます
中心の杭を打ち込みます この広さになります 周囲の広さを決めます(仮組み)
藁縄(わらなわ)で結びます 竹を藁縄で結びます(小舞掻き) 中に子供が入っています
杉板に柿渋を塗っていきます 土を練り返します その土を団子に
杉板を挟み込みながら土を重ねていきます 半分くらいできてきました 泥遊びみたい!
出来上がり!
実は昨年の度重なる台風で倒壊してしまいました。残念です。

ドングリランドビジターセンター
2005年松ぼっくり小屋制作